モテる男の100のメソッド

 レジでお互い相性がいいのを感じて打ち解けることがある。昨夜がそうだった。私よりも二歳上のウマ年うまれで、かなり若々しくて驚いた。彼はこう言うのだ。年金をもらい始めて四年が経過しましたって。うんうんってあたしは素直に聞いていた。途中アルバイトにお役所に働きに行くも挫折して辞めたんだよって。あたしは興味があって先を尋ねてみたんだ。お役所のアルバイトはなぜ、途中でやめたんですか?って。すると笑顔で、彼らは休憩取らないでせっせと働く・・・自分とは違ってたって。あたしは嬉しくなって、それはそもそもお役所の人々がかなり一生懸命に働いているからで、このお客様に好感を持ったんだ。あたしも三時のおやつとかある企業が好き。そしてあたしに質問があったのだ。なぜ、そんな白髪頭になって働いているの?って。あたしは旦那が亡くなったことを伝えた。彼はしんみりして、そうだったんだ・・・僕も生きなきゃあ!!家族の為に生きなきゃあいかんって。あたしの夫の死が彼に思わぬヒントを与えていることにあたしは気が付いてた。(70)人は必ずいつかは死ぬ。いつ、先立たれてもいいよう、自分を仕分けしておくことも大事だ。仕事人間の部類に置いておけば慌てることはない。