小学生のあの頃に戻りたい。

 ブリッジが最初に出来た小4の頃思い出すな。足の遅かったわては、心機一転で鉄棒やマット運動に注目して、特に床での柔軟運動能力開花へ向かって行った。他の友人たちは、どんどん身体の柔らかくなるわてを傍から眺めていた。ブリッジはクラスにはふたりしか、出来る者はおらんかった。もうひとり出来た男子はバクテンが出来た。わては、それは無理…と最初から諦めた。ある日だった。わては、仰向けに寝た状態から、ブリッジが完成することを知り、正しく、感動して、これを何かに活かすことが出来んかを考えた。ブリッジは寝た状態から完成させる方が楽やった…