ブラックオニキス・マン

 セブンイレブンに勤務している♪とそう聞いて、今は妻になる彼女と見に行った事があった。母はしかし、そのセブンにはいなくて、僕たちはがっかりした。バイトがない日だったのかなあ?しかし、母から、出ているよ♪とあらかじめ、聞いていた曜日だったから、少しだけ、類推も走った。ばっくれが、頻繁な母で気に入らないとすぐ、辞めてしまう。そういう短所を持っていた。父とも口論はしょっちゅうだった。僕たちは、喧嘩が激しくなりそうでも、じっと5人で固まり、それぞれ、じぶんのことに終始した。宿題を片付けたり、ゲームをやったり。父は母と喧嘩をしても、お金を持っていることで父は必ず、勝てている…とは僕らは思ってはいなかった。お金は、すべての、概念は僕らには構築はされないままだった。それが、幸せだったと思うか、それとも、まだ…金はすべてと、言い切るか?人生の横断幕を両親は魅せてくれたと思う……