大ぶりのきゅうりに付けるソースが必要だった・・・

 

何も付けずばりばり食べるのも本望だが、この差し入れのきゅうりにつけるマヨネーズは欲しかった。美味しいものにそういうのは必要ない!!って思うかも。しかし長崎弁で言うと、さぶないのだ。これは物足りないっていう意味・・・そういえば、昨日話した、母の意地悪の続きを行こう。あたしが生まれてアパート内で引っ越した時、鳩から千鳥の棟へ引っ越したときのことだ。母にとっては父の態度は全部気に入らなくて、父に嫌がらせをしていたことは幼い私にも理解出来た。エレベーターはないから父はいちいち下まで拾いにいく。しかも戻ったときにはまた、母は違うものを落としていたのだからやりきれない。父はあたしを見つめてこう言った。容子さんがこういう世の中を変えてくれる気がするよ・・・って。えええ?ってあたしはそのとき、父の飛躍した語彙を読み取っていた。自分の妻がいきなり、世の中っていう言い方に変遷している・・・あたしは相手の考えていることが見える幼児だった。父は、頼むよ・・・これでは離婚する人たちが増える一方だ・・・あたしはその時に、こう以心伝心した。私の力は私が気に入った人のために使う・・・父は懇願して泣きついて、母は収まりを見たが、私は日本の男の弱さを目の当たりにしてその後も対策は練っていた。我が父親を見て見ぬふりは出来なかった。