アクアマリン・マン154

 ここまで後手後手になっている容子を見るのは初・・・しかし無理が一番良くない。日曜日の僕の分が今日の火曜日になっていることは責められない。容子は語彙金がちゃんと金曜日に出来るを照準に置く。ゆえにそれまでに進んで調整していれば問題はないだろう。アイマイミーユーユワユーヒーヒズヒムシーハーハー。ここまで聞いた僕にある言葉が浮上し畳みかけてくる。君達は聡明過ぎるからきっといち早く気が付いて当然。ゼイゼアゼムだ。これは彼らは彼らの彼らのものだが要約とは平衡しつつバンカーにとっての商取引の相手となる彼等・・・が含まれることに気が付く。つまりゼイゼアゼムとは容子の熱狂的なファンの集合体ということだろう。僕は人気商売だったとバンカーだった頃を思い出す…毎日が人との出会いで、お互いに構築したのは生き方だった。思想もあるし。経済観念もある。あらゆる人々とそれらを共有して僕は自分が不在だと何もことを成し得ないことを知る。自分を提示する場面が多い。僕は僭越ながらこう思います。えええ?って相手が言うだろう。しかし自分があれば、そもそも引かない。妥協を許さない僕の仕事振りでも一点だけ、僕が負けるときが生じた。それがゼア~~人気を拒めば商売自体、成立しない。