yd1050

 終身雇用のいいとこどりで僕達の頭に焼き付いてしまった固定観念。ボーナスが年に二回でその時に家族旅行、家電の買い替え、リフォーム。好きな家具を買い揃える美味もこのボーナス時だろう。子供達にも大盤振る舞い。ちょっと手の出なかった分野にまで触手を延ばせる。この開放感、ラグジュアリー感。年に二回。しかしこれが本当に今後継続か?って訊かれると僕も、それはねえって間を置かざるを得ない。日本の有名二百社にいてもそれはねえ?って釜掛けみたいに聞こえるのなら君こそ、盤石型の人生を歩む者だろう。僕は年に二回もこれまでよくぞボーナス支払ってくれた!!って感謝こそすれ、これが永遠などと思ってはいけない兆候をすでに禁じえない。例えば、大企業でも分からない。銀行自体が強者、弱者の線引と綱引きが闊達で、今・・・負け組に組み込まれないような虎視眈々力は各企業に必要不可欠。勝つ方につかないと意味はないし将来もない。僕等はこれまで安定志向で来たサラリーマン型の人生だった。しかしこれからは縦横無尽に動ける人材でないと太刀打ち出来ない。専門職だって競争の波にさらされる。国外からの有利な話に誰もが興味を示すし、そこでちゃぶ台返しが起らないとは言えない。六月の終わりは山場だろう。この翌月のオリンピックまでに業界再編の最たるものがお目見えするだろう。