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 男子の本懐として燦々と輝くのはやはり、百万円の貯蓄だろう。それに全く手を付けず維持して行ければビジネスマンとしての第一歩だと僕は捉える。しかし僕はここまでの余裕金を実は持ってはいない。確かに融資は受けてもそこまではない。何しろ姉の権利は半分あって、僕は僕の権利内に収まることが前提で、姉がいなかったらな?は何回も思った。しかし姉の存在を疎ましがる正直な僕の思いではなく、一家の当主だった僕に当然、権利はあってもよさそうなものを?という日本の法律に対する思い、残念な気持ちである。姉は結婚し新しい家を築き、僕はこの家に何十年も定住した。姉はそこそこ19年しか棲まず、なぜ僕には権利が半分しかないのだろう。しかし僕は思い直す・・・。日本の法律の自由旋律の部位についてだ。これだけの法治国家になって盤石な日本を醸し出せるのもみんなが法に従って来た処の功労がある。僕だけのワガママは許されない。しかも自由旋律の部位が闊達でオリンピック効果だろう。百万円をまず貯蓄し、それに全く手を付けずに暮らして行ける自分を創出する。もちろん自分だけの力ではなくともいい。お祝金や親からの援助も含まれるだろう。無駄な使い方をせず、青年よ、大志を抱けるだけの構想は、この百万円を貯蓄する行為から開始だと思う。老後の2000万円よりも大事な前向きな課題だと言える。