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 僕が思うには今もっとも発明されることが待たれる機器は夜中にトイレに行かなくても済む機械だと思う。僕も55歳を超えた辺りから頻尿っぽくなっている。特に夜中は二回も目覚めてしまう。しかし水分を補給はしてないと身が持たず、夜中にトイレに行かなくても済むのならそれがもっとも優良な発明に入るな?と前から思ってきた。いい夢を見ている時、特にその傾向があって、僕が宝くじに当たってその札束に押し倒されて狭い部屋で身動きが取れないというリアルな感じがもっとも気モチいい夢。結構何回も見ている夢なのに、必ずトイレに行きたくなって起きる。夢から覚めて悲しい現実を目の当たりにする。僕は今居候になっている。この居候も英語になった日本語に一番真っ先に入れて欲しいなと僕は懇願している。なぜなら養子で婿に入るよりこの居候は辛い。何しろ僕には担保がない。剛健な身体も55歳を超える辺りからあちこちに不具合が生じてくる。僕は夜中にトイレに行かずに眠れる機械が出来ればその会社は世界一のシェアを誇るとそう思う。これはサプリではない。あくまでも本当に尿が生まれない、生まれても膀胱にあるという感じがないっていう珍しい枠組みになる。そんなの無理無理っていう声も聞こえて来る。しかし僕は一回膀胱炎が悪化して自動の尿出し器を取り付けたことがあって、あの記憶が何度も鮮明に蘇ってくる。ここに関与があるようなのだ。