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 僕の頬は今から寿司バイキングに行くことで紅潮している。なんで毎週土曜日にここに行くかはみんなが驚くからこれまで言わなかったが、米を土曜日しか食べてない。僕もダイエットに参戦している。体重は相変わらず同じ目盛を行ったり来たり。こんな辛気臭い数字はないが正直な処、今体重を落としておかないとこの先が憂慮される。僕はメタボ予備軍に配置されている身分なのだ。そういうテリトリーは生まれて初でどんなにぐうたらな生活をしているかが、想像出来るというものだろう。しかし土曜日だけは僕はサーモンの寿司を五個たいらげる。エンジェルスのトラウトを目に浮かべながら、トラウトサーモンに近いものをソッコーたいらげる。その時の腹7分感が好きだ。以前は十個以上食べてケロっとしていたが、今は五個でも悪いなあ?っていう気持ちになるからダイエットが神に関与していることは言わずもがなだろう。自分の限界をみずから設定し、節度ある食事に邁進する努力に宿るものは大きい。馬鹿食いをしなくなって思うのはあの時、何も考えずばかばか食べて身に付けてしまった内臓脂肪の重たさ・・・。これは金ののべ棒を体に巻き付けているようでかなりきつい。今、腹筋トレーニングしているが、とてもとても追い付かない。僕はしかし、何もせずに手をこまねいてはいない自分に好感が持てる。この分なら七月中にも五キロ減量出来そうだ。