Ss81

 僕は昨日のDeNAの濱口投手の初完投初完封劇に感動して、この処全く日本の野球にどっぷりと浸かることもないまま来ていた自分の心が、日本に押し戻されるという不思議な現象を引き起こしていることに驚愕する。僕が全く知らなかった選手で、しかも佐賀三養基出身というのが僕を感傷的にさせる。佐賀のそこには僕の叔父が住んでいて今療養中の身なのだ。そんなこと全く関係ね~~しって言われても僕は佐賀人の投手であったことで溜飲をおろしたのだった。この処全くといってそういう快挙を見る機会が無かったのに、ここまでタフガイが横浜にいたことが驚くし、被安打も確か1だった記憶。後でもう一回新聞で確かめよう。降って沸いたような時代の風雲児がまさかハマから出現するなど思いもよらなかった。しかし巷では今年のDeNAはいつものチームではないとの評価は堅かった。一人の突出した投手の快進撃が、チームに与える影響もさりやなん、他の投手達に与える刺激にも僕は注目する。先発した投手が全部の回を投げて勝てれば言うことはない。しかしその136球の重みを僕は禁じえない。タフだからこれでいいのさ!!っていう処ではない三浦コーチの愛情の深さを、目に入れても痛くない程の子弟愛を僕は見る。一世一代の快挙とは勇気もだが、それを看過し受け容れる本人の度量や球団の球運も関係し、昨日の場合、満場一致で叶えられたという奇跡だろう。