イエローダイヤ・マン《標榜編》★609★上司に気に入られたくない人間なんているだろうか?僕は正直過ぎるかもしれない。気に入られなくともいい!とそう啖呵切った途端、背景が暗くなったり、人間だっていなくなる可能性あって、会社支持率はことの他、大事だと思う。支持までされずとも容認率が余りに低いと、仕事を認められる環境自体、育たないと思う。僕の周辺でバリバリ出世街道にいるのはやはり側近の上司に可愛いがられているケースがほぼ。もしもそういった恩恵なしで、のし上がって行けるとなると研鑽を積まないといけない。上に行っているその裏側をどうしても考えてしまう。それくらい、僕達の年代の仕事には上司との兼ね合いや親密度が左右する傾向がある。気に入られなくともいいくらいの実力を行使できる世界は、僕達の仕事の現場には希少と言わねばならず、みんな僕の親友たちもそういった軋轢を乗り越えて今があるようだ。もちろんとことん我を通して自分の意見を言って若い時から干されている友達も一応探してはみる。しかしたとえ、それを味わっていたとしてもすでに立ち直っている。会社を変わったり、仕事の部署を転換してもらったり。そういった所作をぎりぎりまで工夫しながら生きる為に働くのがサラリーマン。それに妻子を食わせる為というのが昔あったように記憶する。