サファイア・マン《かけがいのない男編》〔159〕その重大な案件とは土曜日の所作で、いくら解錠番号三桁を取得したからといって、土曜日だけは予想のつかない日に相当で、最初の頃は、いちいちエレベーターでエントランスまで降りて確かめていたんですがこれが案外しんどい。二回試行でダメだったときはもう、ばれてもいいかも?って半ば諦め気分になっていたんです。郵便配達夫がいつ入れてくるのか??これだけはだいたいの時刻しかわからず、やがて心配になるんです。家族内で大きな喧嘩になった時に、自分は啖呵を切って出て行く可能性も大!!彼と離れていても可能となる臨時生活拠点を持つことも大事かな?ってホテルをたびたび利用し始めます。特に正月開けて郵便物が大量に来る。年賀状だけではなく年末から五日近辺に来る郵便物がばれるのを恐れていたのです。しかし、金が底を尽き、住吉神社で初詣したことくらいで他の思い出はなくそれは写真に残っています。自分が長崎の住吉神社に近い産院で生まれたことが関係していました。私は私の人生を、夫の力を最大限利用しながら歩んでいく!!初詣に参加した子供たちの中でも長女長男は今も覚えていてくれてオブリガードです。