フェア・ゲームを観たせいでキャロルはアメリカが怖くなったってのもある。エスプレッソシニアというボイスもあの主人公がそれにとっても拘ったからだ。響きがいい。アメリカの言葉の中でも甲乙はあって、あの俳優さんと妻を演じた女優さんもアメリカを代表する大スターだ。あの映画の歯がゆさはやはり救助に行きますと約束してそれを果たせなかった彼女の滲み出るような焦り、憔悴。凄いことなんだなあって。その地域の人々って、約束はしたものの自分の身内でも恩人でもないからね。要するに熱くなるのがアメリカだとすれば、ニッポンの風土はやはり義理や人情。ここを抑えないと人々のこころを熱くさせることは難しいのだ。今朝の日溜りだが、外来語に眼を向けだしてキャロルの語彙力は無限になったし、それも映画なんだ。ここを押さえれば、強靭が強人に変わる。字幕でアメリカ映画を観ることも大事だ。単なる英会話の勉強のみではなくその効能はボイスでなんらかの情報をキャッチ出来る。この人は年をとるたびに佳くなるのか?一発屋で終わるのか?でも後者でも最後までわからない。長くそう風評されてパルプ・フィクションで再びのし上がったのがジョン・トラボルタさんの例だ。戸田奈津子さんの字幕で育った我々の世代だが、西村容子さんが最近クローズアップ。キャロルの本名と名前が同じだからとても注目して見ている。