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教授は今、何してるのかなあ、昨日の夜は、一段と吠えてたよね～痩せてるから、スピッツだよね。キャロは犬で言うと、警察犬にはなれなかったけど、テレビで人気だった、まさお君かな。キャロ、あの番組大好きだったんだ～ちなみに、キャロが一番最初に暮らしたのが、まさお君。まだ、十代。ドラマーだった。どうしてるかなあ～お父様が幻のサックス吹きでねえ。キャロ、諫早の駅馬車ってとこで、ピアノ弾いてたんだ～それともう一軒、バンマスは掛け持ちしてて、竜宮城っていうキャバレーでもバンド演奏してたんだ。そこは、ホステスさんが、みんな、海の生き物の名前。エイとかハマグリとかサザエとか。キャロのピアノセンスはまだ未熟でねえ、本日はその辺の回想から入っていこうね。まさお君と喧嘩して、演奏の30分間泣いて、休憩があってそん時も泣いて、また演奏の３0分間泣いて。お客さんの一人が、あ！あの子泣いてる！泣いてる・・・え？どして？ってピアノに寄ってくるんよねえ～キャロは、それでも、わんわん泣きながら、弾いてるんだ。まさお君のお父様も昭和一桁だったからね～凄いジャズ吹くワケ。テイクファイブとかね、キャロ、自分のアドリブ来てるのに、泣いてて、中々、終わらない。まさお君がドラム降りて、来たんだね。そしたら、キャロの一声、なんだと思う？まず謝って！！だからね～ああ、おそろしや、おそろしや、ほやさかい、薩摩おごじょを怒らしたらあきまへんで～商いにならへんで～イタチのことかって？いやあ桜島大根だっぺ。