エメラルド・ウーマン56

 2006年というと様々なことがあった山本家でした。この夏に上梓された安倍さんの著書を私は購入し、読むとすぐに容子の夫に手渡しました。すごくいい本だと思ったからです。日本人が戦後うつむきがちで、何をするにも、敗戦の影が忍び寄っていたというのに、安倍総理が日本人にプライドを取り戻してくれたことは自明です。あの本を出したのが奇しくも16年前の7月・・・そこを思うと私もくやしくて、なんで、こうまで、素晴らしい人を神が、召されたのかがわからない。容子も同じことを考えているでしょう。急所から弾丸がそれていることを祈り、ずっと五時まで様相を見守っていましたが、処置の甲斐なく、心臓が動くことはなかった。必死の再生に挑んでくれた医師の方々に感謝をします。一発目が鳴って、そのあと、数秒。この間に、伏せるということをSPの方々が強硬していれば安倍さんが急所を狙われることには至らなかった・・・でもこれ以上はいいません。容子に啓示が入っているようなのです。35日・・・ロシアの様相を看過しながらプーチンを見ていたい・・・というものです。安倍総理のことを思い出して、プーチンは人としての心を取り戻しているな・・・を禁じ得ない容子です。もしかしたら安倍さんの死はそういうもろもろを解決へ向かわせるための神の采配?容子は神の意志に従う決心をしました。誰だって狂気に振る舞うことがある。しかし・・・こういった壮絶な死が人の良心を呼び寄せることがある。アフリカやそして南アメリカを今後良くしていくためにも35日を摂ることにしたのでしょう。