デニム・ブルーママン16の13

 ちょうど今週の日曜日、セブンイレブンに買い物に来てレジで遭遇した弟との2年10ヶ月振りの再会。私が嬉しかったのは言うまでもありません。弟は容子より六歳下で今年還暦。同じ幼稚園を出ていますからお隣にあるセブンに来るのもわかる。しかし・・・容子は週一しか勤務しないのに会えた奇遇を思うのです。大きな進展はありませんが、お互い微笑みを交わし、達者でな!!っていう言葉を掛け合ったことが良かったのです。弟は容子の思惑通り、生きて来た人間です。姉のすることに間違いはない・・・っていう観点で来ています。それが大凡、間違ってなかったことを芯から気が付かせたと確信する。文豪とはいえ、支払いはきつくのしかかっていることは自明。それを稼ぎ出すべく状況でも、若い娘がまったく働く気が起こらないっていう現代の風情を、真実を、描くことが大事だと思うのです。私達が娘時代とは全く異なる様相。完全な親頼みです。親に支給される年金が自分の子供のものだなんて・・・しかし容子の亡き夫が、孫の為に年金を使うべき・・・と遺言をして亡くなっていることを踏まえ、そのとおりにしている容子はバカの骨頂だと思う方もいていい。しかし大変な状況なんだなあって、寄り添ってあげたいな・・・って思う日本人もいて本当だと思う。日本人の優しい心は、元からあったものです。戦争を経験したとかしないとか、関係なく、江戸っ子のいたあの時分から、優しいのです。人情の切符がある日本人なら、容子の姿勢を摂るでしょう。プーチンは必ずこれから変化をしていく。カレはそんじょそこらの指導者ではないからです。飢餓に怯えるアフリカを目の前にして今広大なスケールで自分の観点を構築するカレの心に棲み着いた鬼の存在を、まったく理解出来ない日本人ではありません。