アクアマリン・マン38

 僕もプロ野球が開始でまるで心は弾むゴムまりのようだ。なんでこんなにスポーツって素晴らしいんだろう。スタジアム辞苑さんがはてなで解説するのは当たっている。大衆一致共感だろう。縁もゆかりもないのに命がけで応援するサポーター達は神掛かっている。しかし容子は反発するだろう。スポーツ、音楽、そして映画この3つは同位という見方を容子は、しゃかりきになって言うはず…いや、待てよ。あやつも65歳になって一歩引くことの妙技に気がついている。この性格的な要諦、判断こそは天下を獲る為に不可欠な要素だろう。僕は家に帰ると過去の自慢話ばかりを、酒を飲みながら話す旦那だった。いつか・・・ふたりの間に隙間風は吹いてきたのも当然だと思う。自慢したい事は誰だってある。しかも今はブログや写真つき日記、そういうので自慢が出来る。僕は羨ましい。自分も機器を扱えたら生きている間にやっただろう。一番罪がない。家族に、しかも自分の妻や子どもたちに武勇伝を話すよりカッコいいと僕は思う。容子は僕が思うに沢山の角を持っている。ルポライターの部位もあれば写真家の部位も。そして脚本家の部位も詩人の部位も。きりがない。枚挙に暇(いとま)がない。しかももっとも得意なのは作曲だと抜かす。こういう人間を仕留めるには一体どうしたらいいのか?今の段階で方法はないのだろう。

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