イエローダイヤ・マン1211

 僕はダメな習慣を身につけつつある。なんと・・・布団の中でタブレをいじり、枕がつい立てになることを知って、ずっともっと怠惰になっていること・・・。自分でもこういう居心地を掴めるとは思ってもおらず、なんでこんなに布団の中でタブレを打つのが心地いいかをみんなに、前だしで話しているのかが分からない。いや、実はわかっている。僕はフリーランサーだから出来るのだ。誰の配下にも分業にもいない。こんな美味な位置はない。もしも会社ならこんなことが許されるはずはなく、すぐに許されざる者として処分で、西嶌姫瑠の衛星第一号になっているこの身の上がことの他、嬉しいのだ。第二号がルビーで第三号がオパールだろう。彼女は64歳でまだこれから世界へ羽ばたくという晩成型だが、こういう風情が逆に世界中の人々に安心感を与えるのかもしれない。64歳なら今年から年金が出るのね?って。いや、夫が亡くなってすでに同額の年金は頂く身分。なら、あくせくせずともいいのね?って。しかし西嶌姫瑠には野望がある!!そこが僕をさらなる未曾有のレーンまでいざなう。他人に絶対自分を評価させない!!が彼女のモットー。今のところ、それは守られている。誰も彼女のことを評価した人間がいない。僕としてもそこを見ながら、今後も、衛星としての役割を果たしていく所存だ。