ルビー・ウーマン797

 この映画、モンスターはやはり群を抜く・・・なんというか、理性があってない。しかしこの性急さや突発性が恋愛の特色だけに身が引き締まる。男女とも同じ・・・私達が何を言っても通らない一途な何かが底流に流れている。一番救われただろうと思われる箇所は、最初の殺しに手を染めてしまったとき・・・どうみても正当防衛だったですね。あのとき、きちんと自首して自分の正当性を主張し、それこそ恋人にも相談の上、一緒に罪を改める状況が整えば全く違っていたでしょう。そして・・・やはり、ここも気になる箇所。最後の辺りに君の味方をしてあげるって、どんなことでも力になろうって警察勤務の男性が心を割って話してくれたとき、チャンスは二回は訪れていた。絶対にそばに寄り添ってくれたはずの恋人ですよね、なぜなら、とっても純粋だった。相手を思う気持ち、そして従う気持ち。それぞれの立場もちゃんと理解ってくれてた。映画はこうしていっぱい何かを伝えてくれる。自分自身がめげそうになったとき、幾つもの解決方法や示唆を与えてくれてこんにちに至る。確かに今日もそういう映画を2つも見て、感動をもらっている。朝見たのは、題名が約束のブドウでこれも同性愛を描いてあった。天使をああいう形で見るのも初で驚く。年下彼女は最後まで添おうとはしていたこと、数回見るうちにそれが明瞭になってだからこそ素晴らしい映画になれたこと理解した私です。