デニム・ブルーママン17の7

 

お隣のクラスに中学時代からの親友がいて、彼女が終わるのを待ってでも、頻繁に一緒に帰る容子の心が私には理解出来ました。玉屋デパートに寄って必ずパンを買って屋上までいって寛ぐのが楽しみでユイツの癒やしだったのです。がんぜない子供らが遊戯の車に乗ってはしゃいでいる。それが見えるベンチに座ってふたりは話し込む。映画のことやら学校での出来事です。お互いに好きな人が出来てざっくばらんに男子について話すことがもっとも学生らしい時間でした。彼女は一人っ子で家の希望を一身に集めていたせいか、勉学にも真剣に悩み、容子にも発破を掛けてくれたようで、こう身辺を明かすのです。勉強していてもわからないときが多くて親が家庭教師つけてくれたんだ・・って。容子も一瞬焦ります。自分もそういうのが必要なのでは?って。心の中で葛藤するものの言わずにおくのです。家庭教師かああ、どんな人?大学生だよ。友人がそこまで学習向上の打開策に取り組む姿を目の当たりにしながら、自分もそうあるべき?が当然のしかかって来ていたでしょう。彼女は映画通で、常にニュースを読んでいました。雑誌を定期的に購入して封切り情報も掴んでいたのです。容子も映画には興味はあったんですが、彼女ほどの凝りようはありません。アイドルにポワンとなることは滅多になかったのです。根が男だったからです。どうしても異性の対象として男子を見ることが出来ない。しかしそういう人間が恋をした場合・・・どうなるのか?自分でもわからないことが興味深かったと言えます。☆ガストとd払いのお陰でイノチ拾ってます。それとバンドルもいいね。マックイノチ♪☆