デニム・ブルー・サファイアママン2の16

 音楽のノウハウを見極めていくこと、そしてカリキュラムを独自で作成することに於いて周囲に恵まれていたこと、そこは親友の力でしょう。3歳くらいをめどに自分のピアノ教室にきたらいいわね?って言われ私は嬉しくなる。しかし相変わらず夫は実家をアドバンテージにしてそこでの誇示を狙っていることがミエミエで嫌になるのです。実家には二度とは行きたくない。あのとき、そう思って別れる決心までした自分の本質に変化はなかった。しかし昔は電話がまだない。いきなり玄関のドアの前に来られたら?そこを憂慮したのです。そういうことはお茶の子さいさいの義母であつかましさは知っていた。しかし共働きの家ですからそういうこと、起こり得ないって高を括っていたらば夫の姉がアパートを尋ねてくる。突然でした。そういうことは起こり得ないと思ったは途端、裏切られる。しかし長居はしません、寝顔だけを見て帰っていく、お写真も見せます。どういうわけかそのときは、アルバム帳を出して活発に話している、そういう自分の二面性にも驚くのです。子供を授かった以上はこういうお付き合いも必須かなあって、そのときは突然だったものの許せたのです。出戻って実家で義母と暮らしていた夫の一歳上の姉、口が達者で本当にかまびすしい。こちらが一言言うたび、3つは返してくる。一体全体幾つのロを持っている?って正直想いました。