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 昨日はまたまたいい映画に巡り合う。あたしの人生を変えてしまうほどの力量で正しく泣いてしまう。荒ブレ者で喧嘩っぱやい男だけどサーカスで自分の得意技を持つザンパノ。ハガネの肺を持つ男として鎖の芸で命を繋ぐ男性が相方の女性にいつしか好意を抱くけど、そのいとしい女性が亡くなってしまってから、愛に気が付くっていう切なさ・・・。西暦1954年、あたしが生まれる二年前の映画だけど素晴らしい、イタリア映画。いつもBSプレミアムはチェックを欠かさずいいかも!?って思ったら観劇する。ハズレもたまにある。だけど昨日の映画、”道”が群を抜く。荒ブレ者を演じた俳優さんも素晴らしかったが、女房役を演じた女優さんの美しい天使の笑顔が頭から消えない。余りの怒りで仲間を路上で殺してしまった荒ブレ者を見てから、生きる気力失ってしまい、この荒ブレ者も黙って女の元を去っていったが、気になるのは乗り物だ。三輪バイクの後ろを改造して眠る場所を荷台で作っている。意外に商品化になれば売れるかも?って。バイクはやはりキャンプには欠かせない。今そういう雑誌、付録付きも目に付く。三輪バイクは安定感もあって凄いな!!って。あたし、サーカスが大好きで特に空中ブランコに目が行く。この作品の音楽も素晴らしい。偶然会ったかつての仲間はパンク修理中で、彼は綱渡りの曲芸師。荒ブレ者に殺されてしまう。殺す積りなんてザンパノにはなかったのに・・・。力が有り余っていたことが裏目に出てしまう。