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 今日はバイトは休みなんですが金策に終始する日になって正直しんどいです。お金はたんまりあるのに出してはくれないかも?って。結婚した時からこのPちゃんなる人物は不可思議でした。Pちゃんはバンカーとして二十五年も勤務していた時点で私と知り合って巧妙なプレゼントをしています。20年勤務した時、銀行から進呈されたペアの時計のひとつを私にプレゼントして来た。三十歳だった私はその時、どう受け止めたら良かったんでしょう?てっきり結婚の申し込み?ってそう思っても全然おかしくないですよね?しかし彼の決心はそんなに堅いものではなく単に余っている時計を上げたっていう物乞いに答えるような心境、迂闊に結婚とは取ってはいけない種の時計だったのかなあ?って今でもその真意のほどは分かりません。水商売にいると勝手にみんなが勘違いして、そのカップル同士の結婚を揶揄したり過大表現してしまいがち。そこはガチで思う。私は家政婦として彼が私を見ていたことが非常に残念です。今、32年も結婚が経過して自分が病気になったことで彼はかなり結婚観を是正しています。家政婦なんかじゃない、介護人でもないって。リアル私はこの結婚で文筆家として成長を遂げて来れて感謝感激です。しかし実際、この結婚が私に与えた苦難は計り知れないのです。