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 伴侶がこつこつ貯蓄をしても全部、結局はゴリラのようちゃんが使ってしまう。そういう結婚が世間にも多いことで、若者から結婚そのものが隔離されていった現状も少しずつ理解出来るようになっています。結婚は二人の蓄財も借財も分ける、いわゆる分配してしまうからです。結婚しないで、家に家政婦を呼んで週一掃除してもらったりまるで、ホテルのベッドメーキングのように自分の部屋が整然となっても決して若者は嬉しくない。なぜなら感情の動物だからです。それが勘定の動物に化けてしまったら商業ロボットで悲しいかな、銭本位の人生になってしまうのです。トラブルもなく一生独身で過ごしてはいけません。いろいろな難儀は被っても、結婚していることは有意義に値すると私はその真価を今観ています。ちょうど去年の誕生日、62歳になった時に、私はグーグルガイドに任命されます。自分で希望した訳ではないのです。それから借財を作ってしまいます。食べまくったからです。自分が店に入り実際に食べてそのことをレビューに書きたいという仕事人としての熱意よりも、優先したのは食い意地、根っからの食いしん坊だった。ただ、それだけのことです。それでも借財以上のチャンスを捉えたと自信を持っています。私は昨日、トライアルの売り出し茶の写真を伴侶に帰宅して見せたのですが、彼は開口一番、そのお茶、購入して来たんだろう??って迫るのです。私は写真だけ撮影して購入して来なかった。彼は残念がる。なんでここまで馬鹿なのか、伴侶はずうっと悲しんでいたのです。