人物設定をし、家族構成も設定し、僕は生まれたのに・・・。結果僕は戻ってしまう。西嶌姫瑠に回帰してしまう。ここがノンフィクション型作家とフィクション型作家の争点かもしれぬ・・・真面目に討議している。最初こそ僕は独身の三十代、大手ブログ店に勤務するエリートだったものが、段々、糠味噌臭くないばあさんになっていく・・・。この経過こそが物語る。作家でもふたつに分かれるという真実だ。フィクション型にはなれない作家も存在する証明でしかしそれだから、なお、フィクションに着手したい思いが僕をのけぞらせる。しかも、僕は僕である為にフィクションに憧れてやまない。西嶌姫瑠の構想や能力から、僕はこっそり離脱したのかもしれない。サテライトになった・・・とそう含んだ方がこれから斬新になる。僕は可能性を維持したまま、西嶌姫瑠の衛星になった。ここで繰り広げられる物語が真実であろうと、なかろうと、人々の視線は僕の文章に釘付けになる。なぜなら僕は意思のあるサテライトに変身したからだ。こういうことは想像だにしなかった。正しく想像谷と表現しても過言ではない。男子の本懐を僕はしたためてみたい。この国の精神的構造の過渡期をしたためることがこれから可能では??とそう自分をかいかぶる。何だってポッシブルかもしれない。そうだ!!ポッシブルを発ッシブルと今日から振ろう。僕にイエローダイヤという宝石を与えてくれた恩者は一体全体何処にいるのだろう。僕を見ていることは確かだ。