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 僕が三十代にも到達していないのに、無気力感を言うのもおかしな兆候だが、未来に希望を感じられないな?とふと思うときが実際にある。それは彼女のいなかった時の自分と彼女がいる時の自分と変わりない。家族になろうよ?っていう福山雅治の歌のようにそれが完遂路線に就いても、僕の不安は払拭出来てない。日本全体を思想の霧が覆っているからでは?と思いを束ねる。この霧の正体は、ちゃんと成分は把握出来ていますよ?って国から説明されてもまだ不安に駆られる。僕が完璧主義に近い性格だから?とも思い直す。先を急がず僕は自分自身の生活の安定だけに心血を注ぐ毎日だ。若者のほぼ全員が政治家の役割についてまだ知らない面々も多いかと推察する。僕を含めてだが、余りに政治家の給料と民間に差異があり過ぎて、そこでの不祥事など数々見て来て、なぜ、ここまでの差が開いているのか?僕なりに疑問に思って来た。しかし優遇の中にある者たちが果たしてこのシステムを変える努力に邁進出来るのか?僕にはノーだという決定の方が勝ってしまう。こんなことは他の人に言うこと自体滅多にない。不信感までは行ってない政治への懐疑だ。僕らの国はどこへ行こうとしているのか?人生百年の時代のたれ幕だけが僕の脳裏ではためく。この百年を僕らはいかに生きて生き延びればいいのか?確かに大きな矢は放たれた。しかしまだその矢自体が空中を彷徨っている状態だと観測する。