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 学校と言う正常ノーマルな義務教育に置いておく必要はないって自分も含めみんなも思ってしまうのは中学から天才と言われる囲碁の名手であったり、小学生でプロを負かした女子の到来で義務教育の意義も意味も同時に考えるいい機会を得ている。義務教育と高校無償化は一本の線で繋がるし、この論議を避けて通れば間違いなく日本は頓挫する。一人前の定義如何だと僕は思う。小学生でもタレントで金を得る者は社会人と言えるのか?小学校を二の次にしてでも能力への邁進が正しいのか?両極、議論も分かれるところだろう。しかし天才者は鵜呑みにはしないものだ。傾向的にも、解りは速い人が多く自分の価値を早い時期から知っている人が多くてそれも解決の一手にはなる。精神を培養するには人生経験を積まないといけないとの旨だ。たったひとつの将棋が出来ても、囲碁が出来ても人生の大海原を渡っていくには乏し過ぎる。ここまで言えばみんなにも理解は可能だろう。日本という国がそういうぴかぴかしたものに、これまで振り回されて、本当の心根を育成する能力に無頓着だったことに当然ツケはある。これまで過疎だった教育の異次元に取り組んでいくことが出来るのは一芸に秀でる人々ではない。むしろ生活のどん底で、《何か》を掴んだ人々だろう。高校まで行くことが本当に必要かどうか?彼らがきっと答えてくれる。