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 私は毎日学ぶことばかりで、日々覚醒を余儀なくしています。過去や未来も大事ですが最も優先すべくは今なんだなあって改めて思う。伴侶は風呂に入れると今朝言われて喜んでいたんですが、体温は6度台でクリアしているけど、血圧が高い。今日は身体を拭くだけにとどめましょうと看護士に言われて、芯から残念そうな横顔に私は猛省するのです。私にとって当たり前のシャワーが彼には遠いこと。そこに思いを巡らせなかった自分の無配慮を痛感して気が滅入ったのです。しかし看護士さんがやっぱり伴侶の失望を見抜き、すかさず医師に相談して、明日なら少々血圧高くてもシャワーならいいだろうの許諾を今日は頂き感謝したのです。伴侶はお風呂はダメでもシャワーにここまで歓喜する。私はこの病の床にある伴侶の気持ちに及ばなかった自分を情けない女房だったってそこを認めざるをえない。こんなにシャワーを待っていた伴侶も明日はようやく、あやかることが可能と思うと先が明るいのです。