ロシア、中国、アメリカ、日本、この四つの中で最も面積の小さな日本が堂々存在感を示している。どんな競争が待ち構えているかと思うと武者奮いも自然に起こってくる。日本の武器はやはり平常心が穏やかな民族だという一点、勤勉で融和に満ちたスピリットとそこに尽きる。核の論争には入れないトラウマを抱えている。日本はかつてアメリカ相手に開戦を仕掛けた。その勇ましさが招いた負の遺産を否定してはいけない。この背景は未来永劫抱えて行かないといけない。しかし苦渋の経験はきっとこれからの糧になり、指針になるだろう。日本は常に明るいし、例えばどの国に対しても開襟を開いて交流していかないといけない。その努力を怠ってはいけない。どの国も平和を願っている。それが絵に描いた餅ではないことは自明。世界は協調のビッグウェーヴに向かっていると言えるだろう。