スノーサファイア・マンss30 宝くじを一杯購入して、中々その時になっても開かずに後生楽しみにしている人を見ていると、心和やかになる。そして自分もそうあれば?って思いはするものの、やはりすぐにも開いて見る。インスタントくじならなおさらだろう。開かずにじっと楽しみに出来る人は、レストランでも好きなものを最後まで残す派だろうか。のんびりしている事と余裕があるは同位だろうか?僕は若干違うと思う。のんびりしていられるということは、情勢をまだ読みきっていない。僕はテレンパレン族にはとうとうなれなかった。ゆとりが認められない位あたふたとして走って来た僕の人生だった。最近になって本来の僕は現れたとそう仮定すると見えて来るものもある。すぐさまインスタントくじを開けたくない庶民の心のありようだ。それを開ける時には出来れば最高の状態で、場所で、ひとりの時に開けたいもあるのだろう。女性が持つ密やかな楽しみがいかなる場合でも美しいことに気が付く。もしも突っ走ってそのままだったら、庶民の暮らし自体が見えなかっただろう。そこが時間の恩恵じゃないかなって、ほぼ目線が符合したことに安堵する。例えば、僕が以前のようなぎすぎすした態度なら誰もが構えただろうって....。今は率直にすべてを論じられる胸中でいる。日常こそは怪物だ!!って誰かが言ったがその言葉にひれ伏すのだ。