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 消費増税で生の日本列島の悲喜こもごもの表情がテレビに映し出され、僕も今回の増税の使い道を報道で知った。幼児教育の為に捻出したその莫大な費用、そして国債など国に蓄積された負の遺産に立ち向かう為にそのお金が宛がわれるという。国にある今の借金はそのまま額面通りに受け止めれば、天文学的な数字で庶民の感覚とは乖離する。眼の前にピエロはいるけど、存在を認めるまでには至らない。そこまで国は借金状態でも、みんながスルーでも、何も問題ないかのごとくに、今はみんなが借金状態を看過している。この問題を解決出来れば国は大手を振って借金なくなりました!!って言うのか?といえばそうではない。この問題は根が深い。今すぐにどうこう出来る種のものではない。日本の素顔もここに集約される。経済が全く将来性がなくても、国の借金は増え続けても、どこの国だって実は同じようなものさ・・・って諦めが速く適応性も早い民族なのが取り得なのだろう。日本を危ぶむことは机上では出来る。負の計算だ。しかし本当に日本に将来性は全くないか?と言えばそうではない。哲学的にここに原資は埋まっている。日本には借金を返せる見込みこそないけれど、それは我が国に対する借金、貯蓄額は世界一だ!!とそう開き直るのも一理ある。僕は常に正攻法で行きたい。自分一人でこれから生きていく為の覚悟も同位だ。この国の状況よりも、むしろ僕は恵まれているかも?って。そういう上向き志向こそが現段階で求められる個々の資質かもしれない。