スノーサファイア・マンss14 御託ばかりを並べていた弟がもしも、もしもだ。僕の意見を聞くように変化したのならその時が友情の発生だろう。しかし姉でさえ頓挫したのだ。可能性が低いこともはっきりしている。こういう天の邪鬼型に僕はメッポー弱い。どこかに魅力も感じてしまうから怖れながら行くしかない。皆も同様に経験あるだろうと思う。それは出来ないに違いないっていうと反発が起こるのがこの型で、結構決め付け型の性向にあるのに、人から指図や決定は好まない。こういうタイプは大成が遅い。本人の人格以外にも起因材料はあって、男女の差もある。男になら傅く時もある。しか~し女子に命令などされてたまるか?っていう強い反発があってそれをあらかじめ前提しておく必要もある。こんな無謀なことはない。しかしたった一人を解剖することで全ニートの解剖に至れるっていう図式はこれまで無かった。僕にそれ程の機会は無かった。僕自身、人とのコミュニケーションを軸にこれまで来た人間だ。唯我独尊的な生き方はほぼしていない。それなのに反対傾向を持つ彼に対峙しないとままならないという設定に困惑もした。しかし彼を解明できるのは男しかないってある時、僕にウィンカーは点滅する。女子ではなく男子。格好のチャンス、しかもこちらから話しかけていくというスタンスに僕は発奮を禁じえないのだ。