イエローダイヤ・マンyd724 僕はアルバイトを探し始めた。こんな風に暇だから運転手に抜擢されたのは言えていて、それもこれも僕が暇人なのが皆にばればれ。自分の一日に三時間は確実に空きスペースがあって、その朝の六時九時をコンビニ早朝に行ってみるのも価値があるなあって思い始める。ローソンやファミマもいいが、僕が狙っているのがデイリーだ。電車を利用して行けないだろうか?出来ないことはない。そのデイリーは車で来ないでくれっていう駐車場の空きがほぼないコンビニ。僕の中でこれ程までデイリーが魅惑の場所を陣取ったのも、おにぎりがメッポー美味かったからだ。しかし始発電車に乗っても六時には間に合いそうもない。そうだ、店に直で問い合わせをしてみれば?って。七時でもいいかもしれない。まず情報誌をコンビニで貰ってくることが先決だと僕は自分に念を押す。僕達の会社の唯一、解放的な処は、バイトを禁じてないのだ。彼女の話し相手になって、いい刺激をお互いが掴み出したとはいえ、僕はそれによって給料が上がる訳でも何でもない。確かに雑学は付けた。すべてのことに詳しいのだ。しかし僕がお金の亡者に今年なってみたい!!ってそう思ったのも自分には余りにも蓄えがないという貯蓄貧層が起因する。結婚した同窓生でさえ、結構貯蓄に傾倒していることを知って、僕はまじで焦ったのだ。人生で独身を通すなら絶対に欠けてはならない貯蓄である。