イエローダイヤ・マンy710 異句同音で誰もが同調のまま物事が推移なら、それはスムーズ以外の何ものでもない。しかし問題があるとすれば意見を持っていながら言わない人間が混じっていたり後から難癖をつけたりする人間。しかしそれも生身の人間としては自然なのかもしれない。僕達はルール重視の社会に皆がタイミングを合わせながら息を繋いでいて誰かがそこで声を上げれば完全に聞こえている。健全な社会の姿だと思う。しかもニュースの変容を思わずにいられない。以前ならニュースにもならなかったことが今は堂々一位にランクイン。この傾向を僕は喜ぶ。例えばひとつの会社のユニークな新風の取り入れ方やアイデア駆使の仕方だが、多くの企業の参考にさえなる。そこでいやあ、こういうのは違うと思えばそれでもいいし、自分達のやり方を王道だと信じるのならそこで驚きはしながらでも時代のひとつの試みかもな?って済ませて終わるだろう。僕はこういう経過や順路を踏むことが多様な民主主義の難関突破には欠かせないと思うのだ。例えば誰も考え付かなかったようなアイデアをまな板に挙げて論議出来るテーブルがあれば僕も加わりたい。そして丸いテーブルのある場所をすでに見つけた。ゆりの温泉のガーデンだ。ここにざくろ色のカバーの掛かる丸いがっしりしたテーブルがあって、ガラスの向こうには冬のさ中の街の様子が見える。このさりげなく見える度合がいい。春を迎える頃、僕の心はきっとこの円卓へと思いを馳せる。象徴となったこのテーブルを僕のラインのトップ背景にすでに去年から入れてある。