イエローダイヤ・マンy697 みんなもサッカー台が何を指すかご存じだろう。お客がスーパーで買い物して自分でレジ袋の中に入れるあの場所をサッカー台というらしい。正しく僕は後発だった。これを随分前から業界は使っていた。それなのに僕は男子だからなのか知らなかった。コンビニに勤める友人も教えてはくれたが彼自身が勘違いしていた。顧客に包んで差し上げるその行為をサッカーと呼ぶとそう思っていたらしい。この深層にすべてがある。今の消費者の賢い位置がサッカー台。日本の経済を差し替えると物事の推移がよく飲み込める。このサッカー台はお客様の為だけにあるのではないということだ。レジ係も助かる。ある程度やれば顧客はみずからその場所で袋詰めしてカートに乗せて持って行く。徒歩派ならそこで提げて帰る客もあるだろう。僕達の意見や名案は今このサッカー台にあると思えば解り易い。もちろんゴールもある。キーパーが長い間不在だ。政治が混沌として誰もキーパーとして出る様子もなく我々国民がゴールキーパーゾーンのすぐ近くにいる。僕達は労せずに点数を稼ぎ出せるとんでもない瞬間を捕まえている。敵は動けば逆にマイナス。すなわちオウンゴールだ。だから口を閉じて貝さながら。正直何も言わない方がいいのだ。もちろんバイタルゾーンはこのまま続行だ。僕達の平成が経済で負けたまま終わるなんてあ・り・え・な・い。どこかに負けず嫌いはあってそれがボールに乗り移ったのだろう。僕にボールは常にある。しかし得点を決めるのは僕以外である方が見栄えがいい。