サファイア・マンs223 私は自分の著書の中にその先生の選んでくれた短歌を入れることには嫌悪感があって、安永蕗子選で新聞掲載になったものだけを著書、よみびとしらすでは紹介しました。こういう心の均衡と秤が将来どれだけ私の心根の潔白を証明するか、みんなの取り方次第かもしれません。私は最初だけいい顔をして次々掲載してくれて、最後に地獄に陥れたこの男性歌人をどうしても自分の中で理解出来なかったということでしょう。正しく理解に苦しんだ。安永先生にも選ばれ、そしてもう片方の男性歌人にも選ばれる新聞投稿人に山領豊さんがいて彼が載るたびにわくわくしながら読み急ぎました。彼の孤高は、ますらお短歌が持つ勇将さに比べて穏やかなる平民の思いが凝縮で大注目したのです。二人の先生から選ばれるということは比類のない投稿歌人と言えるでしょう。私達は物言わぬ沈黙の臓器ではない市民証明です。おいそれとおかしな真似には走ってはいけないルールが健在の社会にいると言える。私は安永先生が最初選んでくれたこの神話の短歌に、女性としての痛烈な思いを込めて投函したものの実は、この短歌には自分をアピールする魔法の薬を投入しています。当時35歳だから出来たのかもしれません。今の風潮を見ているとやはり、おかしな概念がまかり通っていて正直者が馬鹿を見る瑣末な社会になって久しい。見るかげもない。膿を出して平成で終わりにしたいですね~~