自分の人生処世術が、もしも他人様に役立つものなら御の字だが、実際に本当に役に立つのか??そこにも大きな疑問符は立ちはだかるだろう。私は幼い時、常に母の三面鏡と共に過ごした。生まれて歩けるようになってそこに、よじのぼり、椅子に座って自分の顔を鏡で見る。初めて自分の顔を見たとき、ショックだった。横顔を見たときはもっとショック!!そして後ろから見た頭だ。どうしてこんなに、笑いがこみ上げるのだろう。こういう風情なら人生負け犬にしかならないぞ!!??と。しかしすぐに思い直す。三面鏡をふきあげる母に、怖れ大きい人なんだ!!と。これは嫁入り道具のひとつに違いない。脇田中尉に御嫁入りしたとき、母の母であるキミが持って行った野村家からの嫁入り道具?と。三面鏡の中で幼いようちゃんはこの世界の脅威を監修する。前から見た顔。横から見た顔。バックから見た頭、この三つが見事に合致したとき、天才との面識は完成を見る。もてるビジネスマンの法則...君も遅蒔きながら三面鏡を購入?いい習慣ではある