サファイア・マン《面白い男編》〔165〕父の思惑が透けてですが見えてきます。列車を降りてすぐ固定に電話してくる、その通り父は家に入れて貰えないことを想定し怯えていた。そして賭けに出ていたのです。家に主人を入れないのに主人の使いである人物を歓待するでしょうか?父は入念に計画を立てていたのです。ようちゃん自体父に懐疑があってそれがまだ、解けないでいたのは事実で、実はシゲルちゃんの子供を産み、三人の子持ちシングルマザーになった時の父の行動が解せなかったし、その当時もまだ、不可解でいたのです。バンカーの子供を産んで生活保護?しかも一回分だけ頂きほぼ父にその場で渡したことを記憶しています。生活保護課にはすぐに断りを入れます。保護を受ける自分にはなれない!!しかし同時に父には迷惑を掛けていたのも弱みだったのです。水商売でのクラブの付けを父に集金してもらった事。ここでは本来なら生活保護を短期間でも受けて父に交通費分だけでも返済するべき?とも思いますが自分のプライドが許さなかったのです。シゲルちゃんがくれる生活費の二倍はあって驚く。しかしこの驚愕が正常認識へとようちゃんを持って行った。吉と出たのです。