そこには心太があり、西瓜も輪切りで一皿単位で食える。かき氷も・・・。夏の風情満喫はかつての街道にあった小店だ。もちろんキャンデーも食えた。ほとんどの人が店では食わず、食いながら歩いて帰る。饅頭を横で作っていた。その饅頭購入するのが目的で人々は立ち寄り、そのうちに店内に食べる場所が出来ていつの間にか、店の外にも小さなチェアを置くことに・・・。寅さんの映画にも出て来るあの店の感じで駄菓子もやがて置くようになる。そうするとそれまであったトコロテンまで飛ぶように売れる。自家製タレだからだ。天に似たものまでやって来る。くず湯だ。やがてコーヒーショップにも手を広げるようになる。ここに商売の面白い約定が潜むと俺は思うのだ。人々のこころを惹き付けてやまないものに次々チャレンジする作家の仕事と似ている。誰もが孤高と思いがちだが、その仕事の大半は人々の大衆の懐と一致する。そうした自分の領域がわかってきたからこそ今のキャロルは面白いし反面、戦略的になって立ち止まるのだろう。デルスカイしておこう。ヨカバッカである、長崎でもいいらしい。いいことばっかりでうらやましい、あんたが大将ってことらしい。