ルビー・ウーマン《黎明編》〔136〕水曜日までの分をやっとこの編で追い着く様相ですがその段取りで実は俺は助かった・・・。それはいえますね?容子がいきなり、すねる・・・という形容詞についてを鑑みたがこれに俺も影響を受けたんだ。そうでしたか?俺も同じくです。すねる、そしてこの意味はおろかもうひとつ、容子は語彙を手に取って調べ始めた。ああ、ニッポン語の難解かつ面白い部位だが、長くなっては紙面字数もあることだ、俺の前回の添削はどうなったかね?あれでいいと思います。そうか?信じてもいいのだな?もちろんです。ベンジャミンの花言葉は信頼ですよ?添削がどうしても必要ならまず容子も言い出すでしょうし俺はその必要を感じなかった。それならいいんだ、添削を加えながら行きたい主義で俺はいる。添削を加えながら生きたいでしょう?ああ、図星だったか、今日はあの投手が引き出した、すねるという言葉だが、これをニッポン人がいかに捉えていたか、容子は充分の配慮と熟考を重ねたし、その姿に刺激されて俺もスネルやスネオ君について予備知識も加えながら考えたんだ。戦後、ニッポン人は劣等感と共にこのすねるという気持ちに押されつつ我慢し、時間を費やすることが多かったのでは?と。正しくそうですね、これこそ未曾有の発見です。生きる為 すねたい気持ち 封じをり〔をりに、折りは掛かる、自分に本来あるプライドを折ってまでという意味〕