俺はキャロルと昨夜とことん電話で話し合う。俺もいいたいことを全部言った。暫くキャロルに仕事を辞めて欲しいこと、そして何をこれからの人生の目標にしていくのか、そこをはっきり見つめて欲しいと俺の思いをあいつに伝えたがちゃんと伝わったのかわからない。言葉は夫婦の間をこだまするだけに終わったのか?それとも俺の気持ちをくみ取ってあいつがもう一回家庭の本領に向かって精進するのか?キャロルの決定にこそ俺は自分の存在感が掛かっていると思うのだ。俺は仕事の為に、アルバイトの為に帰ってくることに異議を唱えたのだ。それよりももっと大事なことがある。これから彼女から出る決断は俺の一生を台無しにもするし有意義にもする。後者でありたいがため帰宅することを伸ばすように言った。アルバイトよりももっと大切なことが人生には立ちはだかるのだ。デルスカイしておこう。トコトン談義だ。