俺は数字でしか会社の安定度を見れない男。そういった意味での人生の総括ともいえる言葉をキャロルから頂戴する。最初は、馬鹿を言うな!?っていうくらい激怒激昂した俺だがやがて・・・あのベートーベンの月光のように微かなる光に包まれる。彼女が言っているのは俺に変わってくれ?ということなのだ・・・。キャロルと知り合ったとき俺はすで四十三歳になる三週間前、あいつとは四月四日に出会っている。それから俺はあいつに迎合したことは正直今日まで一度もなかった。こころは覚醒していたし、やり込められていたとしても猛攻していた証にもなる。あいつはこう言った。こころが無いのよ、あなたには・・・そんな人間とはパートナーを組めないって。俺はセブンイレブンで購入したという白州次郎という生き方という本を受け取る。この本を読んでニッポンがどのような葛藤的経緯を経て今日に至ったか一行一行、しっかりと読み込んでいくんだね?本を読む癖を付けてくれたキャロ先生の申されること。俺は今日から読んでみたいとそう思っている。物凄く有り難いことだ。出て行け!ではなくデテケ!!この三文字の言葉を浴びることで俺は真の覚醒に導かれたのだ。デルスカイしてくれ。