生まれたばかりの赤ん坊は両親に抱きかかえられる、交互にだ。父親、母親、祖父、祖母・・・しかし断絶のある家庭ではそうはいかないし、キャロルはその断絶をも社会の一部と称して書くし、認める。書くし、隠しはしない。それがノンフクションライターだからだ。伯母も原爆手帳を持っていた。三菱兵器工場にいた叔母はわかるが伯母も取得出来たのには灰がある。この矢上は浦上とは有料道路でつながるくらい便利、そういう意味でも近いのだ。この間の瀬からはしかし、諫早方面へ出ることは出来ない。ひとつの死角だろうか。道路にもこういった死角が多く混在。三日前だが長与から多良見へ方向とって登りはじめると路肩あって前に無人のクルマいたのでそれを追い越して止めようとして戦慄する。路肩の最初は道路と同じ高さなのに追い越した場所では段差が凄い。つまり暗いからわからなかったが、キャロが運転未熟者なら落ちていた場面だ。こういう危険な場所をのうのうと立て札なしで放置してはならない。ロープは必要だ。段差はとても平静ではいられないくらいあった。道にもこういった死角はある。地球を十周以上運転したキャロルには予感というものがあり効を奏じた。ほなあ火事場の馬鹿力お願いします。ノンフィクション それに乗るのが ライダーだ〔ケサボイはノンフィクションライダー、文豪キャロルに賭けた人々を指す〕