サファイア・マン《緻密な男編》〔55〕今いきなりですが飛びますね~話はその頃の諫早にいくバスの中ですがキャロルがどんだけ?っていうはっちゃけた女の子だったがよくわかるセンテンス浮上~それは県営バスの最後部座席。キャロルは腹が減って仕方なくて、バッグの中身を閲覧。すると伯母からもらった八朔が入っているんです。皮を剥いてすぐさま食べてしまいます。まだ十代ですがもうすぐ十九。今頃の生徒、運転手さんから叱られたりってないでしょう。それがあの時代には列記としてあったのです。キャロルはその食べかすを同じように入れていた小冊子を破ってにくるんで降りるときに何食わぬ顔で降りようとするんですが・・・・ちょっと降りるの待ち~な!?って呼び止められるんです。どうしたんですか?キャロルはまだ訳わかりません。キミはあ、今何か、食ってなかったか?はあ?食ってなかったか??ってこっちは訊いているんだよ?ああ、み、みかんを食べていました。それは?それはって紙にくるんで置いてます。なんで、置いて降りることが出来るんだ?は?置いて降りることは出来ないんだ!!・・・わ、わかりました。さっさと片付けて降りるんだ!!キャロルの動揺は震撼にも酷似していてこうやって忘れない。運転手さんの叱る勇気なんですよね~