ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔72〕昨日は車検後の初乗りでまた180キロ走ってしまいました。時津長与から大草へ行く道のり・・・。そして三浦海岸をドライブ。帰りは結〔ゆい〕の浜を通過後、戸石小学校を見ながら伯母を思い出していました。あんなにチャンスをくれたのに結果〔リザルト〕を献上出来なかった。ごめんなさいねって謝りました。伯母は学年は父より一個上で矢上小学校時代いつもいじめにあって、泣いていた父に、いても立ってもいられなくなり光男に〔キャロルの祖父〕相談します。染物師の父親は学校に乗り込んで来るんです。名前を伯母から聞いていたのですぐにわかったのでしょう。ちょっと来んね?と2、3人、集まったところで、啖呵を切るのです。今度、そういうことをしたときには、どうなるか??今日のごたることでは済まんけんな!?わかったか?悪ガキたちは、手をぎゅ~と握られています。眼光は中国人系のシャープな眼差し、オシッコ漏らすくらいに怖かったことでしょう。こうして父は姉のお蔭で悪ガキたちからことなきを得ています。自分で先生に言えばいいのに?とキャロルは思うけど、男の子のセカイは昔は勉強よりも何か突出した判別基準が存在したのでしょうか。頭がさほど良くなくて、サカアガリ鉄棒も出来ないとあらば、致し方なかったかも?ってね。キャロルも鉄棒は天才肌でしたが、困ったことにマット運動前回りが出来なくなっています。重大案件で老災シグナルです。頭を入れ込むことが出来ないなんて自分でも想定外ですねん。こうやって長らく戸石小学校に勤めた伯母が、一度も新聞に載らないばかりか、訃報欄にも載らなかったことをシゲコはずっと残念がりました。本当にシゲコは人間の生き様に於いて専門家なんです。