シゲコは今、市民大清掃に参加で、さっきお茶をクレって言ってきた。替わりにキャロル参加したかったが、あくまでも草むしりに関してはシゲコの力量が上で、根元から草が抜けなくて、以前は尻餅。キャロルは参加すれば怪我をするタイプ。何しろお嬢様ですから、冒険はしても草むしりに経験が浅い。皆無ではないが、草刈の簡易なやつも遣い勝手がわからないとくる。シゲコは短時間で綺麗に刈り取り出来る。正しく富士町が生んだ稀有の人材だし、息子達も草むしり、多分出来ない。シゲコ世代の優れた人材ってのが持っている技を伝達するのが小学校の社会教育家庭編だよね。クレーマーシゲコのあたりきちゃりき、草むしり編。こういう技は結婚してから必要になる部門、意外にも注目されてはこなかった。結婚と町内行事が密接な関係にあることを小さい時分から教師が生徒に告知する大事さだ。