これからの俺の家庭生活教科書ガイドは佳境に突入~この国をまともにしていくために是非とも俺の理念の火を消したくはないのだ。これをリネンサプライズと言っとこう。俺の弟は小さいときは、悪ガキで、食い物のない時代。スイカ泥棒のときも兄の俺が謝りにいったくらいだ。シゲルがいけば相手側も諦める、赦すという具合に紅顔の美少年で、農村の神童、非の打ち所がない少年時代であった。弟は郵便局で出世こそしなかったが息子を外科医にした。そこで、俺は挫折を感じたのだ。医師、弁護士、そして政治家、国家公務員こういった職業は俺にとって最高値の花だ。世間認識だって今も昔もそう変わらない。グータラな妻そして次女。この二人は俺にとって、ツインの目の上のタンコブで存在自体が、如何ともしがたいのだ。キャロルの従姉だって娘を内科医にした。なぜ落ちこぼれは、人生操縦法が全くなっていないのだろうか?自分が落ちこぼれたなら、なおさら、そこで努力を積み上げるという事をしないかが、俺には全くわからない。