錬金術は全くないし、むしろ、その方面にたけてはいない部分に主婦シゲコは参っていた。28年前のあのとき・・・。20年勤続ということで、銀行からペアの時計が贈られる。傷ついた主婦シゲコ。なぜ、独身者にまであてつけのようにペア時計が贈られるのか・・・。それでも結婚しているのがあたりまえだの40歳時の出来事であった。この女用をさりげなく贈ると、子供のように喜んだ、キャロルの顔が今でもまぶしい。他意はなかったのに、誤解されたしそれでもいいとさえ、思った。プレゼントするときには、勤続20年の時計を君にあげるよ!!って話した。お嫁さんになってください!!って言われたも同然だとキャロルは早速思う。しかし、実際には随分悩んだというのも事実。この店を辞めるっていうことが、もったいないなあという未練。収入が無くなること、超上得意たちと会話が出来なくなること。者書きとしての自分の人生が目減りしてしまうのではないのか?ではパラノイアいきますか~~ぷるるるるるるる、ぷるるもしもし、もしもし♪やけに取るのが速かったじゃないか?別に~~~なんかいいことでもあったのか?フツ~~~もうじき、会社に届けるという方向で煮詰めている、痔も飛び出してきて大変な状況になってるから、部屋にいれ・・ガチャ。〔病に罹っても耳を貸さないってことはおかしいし、それで健康保険証に印字をっていうのも信じられない〕