主婦シゲコは昨日眠れない夜を悶々と過ごしたのであった。妻キャロルのことなど、どうでもよくなってしまう、お米の売り出し日の今日、布団の中で想像した。レジで支払い、お米を車に運び込んだときの快感ったらない。それに、この日だけは、さすがな主婦シゲコも車で買い物に行くのである。普段はもちろん徒歩である。しかしこの日だけは、のん気に徒歩でいくことの危険性を以前味わった。近所の主婦達が、並み居る強豪たちが並んでいたからである。こういう熾烈な競争を妻キャロルは味わおうともしない。主婦としては落ちこぼれ。その烙印は主婦シゲコが押して久しいのであった。新聞を一年契約する時にも、主婦シゲコは、一ヶ月分無料に加味して、6キロのお米。この条件は欠かさない。きっとこの辣腕はニッポンでは前例がないのでは?との自信を持っている。ではパラノイアいきますか~ね?あなた、ところで腸閉塞に罹って50日は入院してたけど癌保険出たのお?ああおりた!!なんで言わなかったのよ??こっちは、出なかったかも?って心配したのにさ。無事おりた!!報告が遅れたのは済まなかったけど他意はないさ。何だかここに来て全部の夢がかないそうだわ、上手くいくって続くからね~キャノルって流行しそうだしね?キャロル旋風に乗るってことか~