ちょっと衝撃的な、短歌が、とうとう見つかりました・・・。これは、宇部時代、キャロはお葬式に来ていく喪服を伯母に購入してもらいます。黒い七分袖のワンピースに短い黒の長袖ジャケットが付いています。支店長夫人になったから恥をかかないようにって。そういう礼服を全く持っていなかったんです。教授の方はもともと持っていましたが宇部で新たに購入します。もちろん、喪服の上、下。ベストは付いてなかったです。でも一回、葬式に行ったからって、クリーニングには出しません。人それぞれですが、教授は二回着て、やっと出すタイプかなあ。他の洗濯物と一緒にキャロは喪服の上下を干していたんです。それは、クリーニングに出さない代わりの天日干しみたいなもの、この短歌を詠んだ頃を、実は覚えているんですよ。原稿にも4月23日の記載。これ自体珍しいこと。キャロは絵画でいえば、自分は印象派かもしれないって。春の遊戯のように、微風でくるくる回っている、喪服の上下を見て、キャロは短歌の息吹を察知させ、そして、人々へ、印象派として求めてもらうには、一体何が決め手になるか?それが、この世の裏腹性であることに気が付いた頃の一首になるかなあ。でわキャロ元帥によるくるくる回る喪服の一首をお願いしま~す。現〔うつ〕し世を 春爛漫と 廻りゆく 物干し竿の 喪服の上下〔ゆくには逝くが掛かる〕